圧力計の安全な取り付けとアクセサリ選定のポイント

圧力計を安全に設置し、測定精度と耐用年数を保つために必要な取り付け方法、アクセサリ選定、使用環境ごとの注意点を紹介します。

圧力計の選定方法については、関連記事「圧力計の選び方」もご参照ください。

使用環境、測定媒体、圧力変動、温度、保守条件に応じて、圧力計に適したアクセサリを選定することが重要です。主なアクセサリと用途は次のとおりです。

  • ゲージコック(遮断弁):圧力計の交換・点検時に計器を配管から切り離すために使用します。運転条件に応じて開閉し、圧力計へ急激な圧力を加えないようにしてください。
  • スナバ(脈動防止器):ポンプなどによる脈動や急激な圧力変動を減衰させ、指針の振れと計器への負荷を抑えます。
  • サイフォン管:蒸気などの高温流体を測定する際、凝縮液を介して圧力計へ伝わる温度を低減します。
  • 冷却エレメント:放熱部で媒体温度を下げ、圧力計を高温から保護します。使用可能温度は製品仕様を確認してください。
  • 過圧保護装置:設定圧力を超えた際に圧力計への圧力伝達を遮断し、過圧による損傷を防ぎます。
  • ダイアフラムシール:高粘度、固形分を含む、結晶化しやすい、腐食性の強い媒体など、圧力計へ媒体を直接導入しにくい場合に使用します。

関連情報:圧力計用アクセサリ一覧

A. 平行ねじの場合は、ねじ部ではなくガスケットやOリングなど所定のシール面で密封します。接続ねじの種類・サイズとシール方式を事前に確認してください。

B. テーパねじの場合は、メーカー指定のシール材を使用します。PTFEシールテープを巻く場合は、先端側のねじ山を一部残し、テープ片が配管内に入らないよう注意してください。

C. 圧力計を接続口に対してまっすぐ合わせ、手で数山ねじ込んでから締め付けます。斜めに入れるとねじ山を損傷し、漏れや取り付け不良の原因になります。

関連情報:計器用ねじ規格の種類と選び方

A. 圧力計の接続ねじを相手側にまっすぐ合わせ、まず手で数山ねじ込みます。抵抗が大きい場合は無理に回さず、ねじ規格や噛み合わせを再確認してください。

B. 圧力計本体やケースをつかんで締め付けず、接続部の二面幅に適合するスパナを掛けます。本体を回すと内部機構や接続部を損傷するおそれがあります。

C. 配管側継手と圧力計接続部にそれぞれ適切なスパナを掛け、配管へ無理な力を与えないよう締め付けます。締付トルクは接続ねじ、シール方式、材質の仕様に従い、表示面の向きが必要な場合はユニオンや位置調整機構を使用してください。

取り付け後は、接続部の漏れ、指示値、ゼロ点、振動、脈動、温度条件を確認してください。使用条件に合うアクセサリや取り付け方法が不明な場合は、測定媒体、圧力範囲、温度、接続ねじをご確認のうえ、弊社までお問い合わせください。

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