SJ Gaugeは、食品・医薬品分野のサニタリー用途に向け、圧力レンジ1 kg/cm²と1.5インチ仕様のクランプ接続ダイアフラムシールを組み合わせた圧力計を製作しました。
低圧レンジと小口径のダイアフラムシールを組み合わせる場合、ブルドン管を作動させるための伝達力を十分に確保する必要があります。一般に、圧力レンジを上げるか、ダイアフラムの有効受圧面積を大きくすることで、安定した指示を得やすくなります。
1. 顧客概要
台湾衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は、台湾における食品、医薬品、医療機器、化粧品などの安全管理を担う行政機関です。検査、試験、品質監督を通じて、食品・医薬品の安全確保に取り組んでいます。
TFDAは、医薬品の安全性・有効性と食品の安全を確保し、台湾の食品・医薬品安全管理体制を継続的に整備しています。

2. 課題
本事例では、低圧レンジ1 kg/cm²と1.5インチ仕様のサニタリークランプ接続を組み合わせる必要がありました。小口径のダイアフラムシールで安定した指示精度を得るには、計器構造と調整に高度な対応が求められます。
ブルドン管へ十分な作動力を伝えるには、圧力レンジを高くするか、ダイアフラムの有効受圧面積を大きくする方法が一般的です。しかし、既設配管の制約により1.5インチ仕様から変更できず、低圧域で安定した指示を得るための個別設計と調整が必要でした。
従来使用していた海外メーカー製計器では、使用条件に対して十分に安定した測定結果が得られなかったため、実際の配管仕様と圧力条件に合わせたカスタム計器が求められました。

3. 要求事項
本事例では、ケースと接続部をレーザー溶接したPRDR.Wステンレス製圧力計を採用しました。前面には安全ガラスを備え、構造強度と耐久性に配慮しています。WIKA 232.50/233.50シリーズと同様の用途で検討できる代替選択肢です。
圧力計には、食品・医薬品などのサニタリープロセス向けDIS-Cダイアフラムシールを組み合わせました。デッドスペースを抑えた構造により洗浄しやすく、結晶化しやすい流体、粘性流体、残留物が生じやすい用途で、プロセスの清浄性と安定した圧力伝達を支援します。
(関連情報: PRDR.W レーザー溶接式ステンレス製圧力計)
(関連情報: DIS-C サニタリー用ダイアフラムシール(トライクランプ接続))

4. 提案内容と結果
標準仕様では対応が難しい低圧レンジと1.5インチ仕様の組み合わせに対し、圧力計とダイアフラムシールを個別に調整しました。お客様の配管条件を変更せず、必要な指示精度とサニタリー性を満たす計測構成を実現しました。





