本事例では、台湾の石油化学産業で使用される貯蔵タンクの液位計測について紹介します。台湾の石油化学産業は、1950年代以降の経済発展とともに成長し、川下産業の需要を背景に川上分野への投資が進み、現在のサプライチェーンが形成されてきました。
ここでは、お客様の使用条件と既存の運用方法に合わせ、SJ Gaugeが圧力計による液位計測と目盛板のカスタマイズを提案した事例をご紹介します。
1. 顧客概要
長春グループ(CCP、台湾)
本事例のお客様は、石油や天然ガスを主な原料として、合成樹脂、ゴム、合成繊維、各種工業薬品などを製造する石油化学分野の企業です。これらの材料は、幅広い製造業や基幹産業で使用されています。

2. 課題
石油化学設備では、貯蔵タンク内の液位を継続して把握する必要があります。本事例の測定対象は、アクリル系材料を主成分とし、水(溶媒)、乳化剤、開始剤を含む乳白色のポリマーラテックスです。
点検担当者が従来と同じ手順で確認できるよう、既設計器と同じ表示内容・目盛構成に合わせることが求められました。目盛板を統一することで、読み間違いを防ぎ、既存の管理基準を維持できます。

3. 要求事項
- タンクの液位を圧力計で測定できること。
- 複雑な測定媒体に対応し、屋外に設置できること。
- 必要情報、部品番号、警戒色、単位を表示した専用目盛板を製作できること。

4. 提案内容
- 圧力計をタンク底部に取り付け、液柱による静水圧から液位を求める方式を採用しました。タンク底部の圧力は液柱高さに比例するため、圧力計の指示値を液位として表示できます。
- 粘性・腐食性を持つ媒体と屋外環境に対応するため、ケースおよび接液部にステンレス鋼を使用した専用圧力計を製作しました。これにより、耐食性と屋外での耐久性を確保しています。
- お客様の管理方法に合わせ、専用の表示内容を印刷した目盛板を製作しました。


SJ Gaugeのカスタム目盛板
圧力計の目盛板をカスタマイズする用途とメリット
産業計測では、設備の管理方法や表示基準に合わせた専用目盛板が必要になる場合があります。SJ Gaugeは、20年以上にわたり培ってきた計測機器の経験を生かし、用途に応じた表示をご提案します。
カスタム目盛板の主な用途は次のとおりです。
- OEMメーカー向けに、目盛板へ社名やブランド名を表示する場合。
- 計器販売会社が、社名、ロゴ、ウェブサイト、電話番号などを表示する場合。
- 交換用計器の識別や問い合わせ先として、管理情報や連絡先を追加する場合。
- 安全管理や保守時期の確認のため、目盛板に警戒範囲を色分けして表示する場合。
- 目盛や数字の色を、社内基準や用途に合わせて変更する場合。
- 複数の単位を併記するなど、用途に応じた特殊目盛が必要な場合。
- 圧力値を流量、液位などへ換算し、用途固有の単位で表示する場合。
産業用計器の表示カスタマイズをご検討の際は、SJ Gaugeへお問い合わせください。用途に合わせた目盛板をご提案します。






SJ Gaugeは「お客様の用途に応じたカスタムソリューション」を基本方針とし、既存の生産工程や点検方法を維持しながら導入できる計器と専用目盛板を提供します。
製品保証や保守点検などのアフターサービスにも対応し、導入後の運用を継続してサポートします。



